フレームレート
動画の仕組みはいわゆるパラパラアニメのようなものです。何枚もの静止画を高速で表示させることで動いているように見えています。するとここで一つの疑問が出てきます。それは「どれくらいのスピードで静止画を入れ替えているのか?」ということです。入れ替えるのが遅ければ動きがぎこちなくカクカクしたパラパラアニメになり、入れ替えるのが速ければ滑らかな動きのパラパラアニメになるはずです。そこで静止画の入れ替わりの速さを表現する方法として「1秒間に何枚の静止画が表示されるのか」を考えてみます。この考え方がまさに「フレームレート」です。フレームレートの単位は「fps」で「フレーム パー セカンド(フレーム/秒)」を意味します。例えば、1秒間に30枚の静止画を表示する動画は「30fps」、1秒間に24枚の静止画を表示する動画は「24fps」と表現します。テレビは29.97fpsという少し特殊なフレームレートですが、とりあえず難しいことは抜きにしてほぼ30fpsと思っておけばよいです。
フレームレートはどのくらいにすればよいか
一般的なフレームレートは30fpsと29.97fpsです。このどちらかにしておけばまず間違いありません。アニメの作成では24fps(23.976fps)が使われることもあります。基本的にはもとの素材に使用するビデオのフレームレートに合わせましょう。一部に60fps(59.94fps)のビデオ素材もありますが、PCでの再生は負荷が大きくなるため60fpsでの作成はあまりおすすめしません。特に動画サイトへ投稿する場合は、視聴者のことを考えてなるべく30fps(29.97fps)にした方がよいでしょう。