アスペクト比
動画の画面の「横の長さ」と「縦の長さ」の比率のこと。通称「アス比」。通常は「16:9」と「4:3」の2つを覚えておけば十分。最近は16:9が主流です。アスペクト比は「横:縦」の順に書きます。ちなみに地上デジタル放送やブルーレイのアスペクト比も16:9です。Premiere Elements では「フレーム縦横比」とも表記されます。アスペクト比はあくまで「比率」でしかありません。例えば、フレームサイズが1920×1080、640×360、512×288の3種類の動画があったとします。これら3つの動画はフレームサイズこそすべて異なりますが、アスペクト比はどれも16:9です。
アスペクト比を表記する際、縦の長さを「1」とすることがあります。この場合、16:9は「1.78:1」、4:3は「1.33:1」になります。
DVDのアスペクト比は3:2?
DVDのフレームサイズは720×480ですが、この比率をとってみると16:9でも4:3でもなく「3:2」です。DVDのアスペクト比は3:2なのかというとそうではありません。映像を横方向に引き伸ばして16:9にしたり、逆に押し縮めて4:3にしたりします。つまり、DVDはピクセル一つ一つの形が正方形ではなく、横長や縦長の長方形になっているのです(詳細はピクセルアスペクト比を参照)。同様のことは地上デジタル放送でも行われています。地上デジタル放送のフレームサイズは1440×1080ですが、映像を横方向に引き伸ばすことでアスペクト比が16:9の映像になっています。