フッテージを変換
Premiere Elements は フレームレート，ピクセルアスペクト比（ピクセル比），アルファチャンネル の情報を自動で判別して動画クリップを読み込んでくれますが、これらの情報は手動で指定することもできます。これらの指定は「フッテージを変換」という機能で行います。この「フッテージ」という言葉は「動画素材」という意味だそうです。
アスペクト比を変更してみる
漠然と機能を説明しても分かりにくいかと思うので実際に例を見ていきましょう。ここではアスペクト比がおかしい動画の修正をする場合を見ていきます（経験談です）。今回用いる動画は「ピクセル比 1：1（1.0）」，「アスペクト比 16：9」の動画とします。
左の画像のようにアスペクト比が「16：9」であるはずの動画が「4：3」になり縦長になってしまっていたとします。文字が伸びているのはあまり気になりませんが、図形の方は形が崩れてしまっているので困ってしまいました。
問題があるクリップの上で「右クリック」→「フッテージを変換」と進みます。
「ピクセル縦横比」が0.750（3：4）になってしまっています。これが原因で動画クリップのアスペクト比が4：3になってしまっていたのですね。この動画のピクセル比は1：1（1.0）なので、下の「ピクセル縦横比を指定」を選択し「正方形ピクセル（1.0）」にしましょう。これで動画は正しいアスペクト比で表示されます。
ウィンドウを見てのとおり、「フレームレート」や「アルファチャンネル」の指定も「フッテージを変換」で行うことができます。動画の表示がおかしい場合はまずこの「フッテージを変換」で、 Premiere Elements でその動画がどのように扱われているのか確認してみることをおすすめします。
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