プロパティで音量を上げると限界が…
使い方入門の「クリップの編集」で紹介したプロパティにも「ボリューム」という項目があるのですが、こちらは「+6dB」までしか音量を上げることができません。音量が小さいクリップだと「+6dB」では足りないとうこともよくあると思います。実はPremiere Elementsにはこれ以外にも音量を調節する方法があります。私的にはクリップ自体の音量を変更したい場合はこちらを使うのがおすすめです。
オーディオゲインを使う
オーディオゲインという機能を使って音量を変更していきます。

「ノーマライズ」をクリックすると音量を自動的に変更してくれますが、自分の耳で聞きながら音量を変更した方が確実です。
「プロパティのボリューム」と「オーディオゲイン」の違い
「プロパティのボリューム」と「オーディオゲイン」のそれぞれの設定範囲を調べてみました。「オーディオゲインは6dB以上音量を大きくすることができる」ということを覚えていれば編集には十分ですが、よかったら参考にしてみて下さい。設定範囲 | 最小数値 | 最大数値 | |
---|---|---|---|
ボリューム | −∞dB 〜 +6dB | −891dB | +6dB |
オーディオゲイン | −96dB 〜 +96dB | −96dB | +96dB |
「ボリューム」の方はフェードイン(無音から段々音を大きくすること)/フェードアウト(音を段々小さくして無音にすること)が使えることもあって−∞dB(無音)まで音を小さくできます。
聞き取りやすくするための音量変更は「オーディオゲイン」、フェードインやフェードアウトなど演出としての音量変更は「ボリューム」と使い分けるとよいのではないでしょうか。