トランジションを使いこなす

トランジションの基本的な使い方は使い方入門の「トランジションを使う」で紹介しましたが、今回はもう少し踏み込んでトランジションを使ってみましょう!ここでは、トランジションの詳細設定と片側トランジションについて解説してみます。

トランジションの詳細設定

使用するトランジションによっては細かく設定できるものがあります。例えばスライド系のものではスライドの方向を変えられたりしますし、「反転」「アンチエイリアス」「色」などの指定ができるものもあります。

トランジションパネル クリップに適用されているトランジションをダブルクリックして、トランジションパネルを開きます。

トランジションの詳細設定 まずは例として「ストライプスライド」について見てみましょう。

左上にあるサムネイル画像に目を凝らしてみると、周りに8個の小さな三角形(▲)のボタンが見えます。実はこの小さなボタンをクリックすることでトランジションの方向を変更することができます。

この例では「上から下(↓)」にストライプが流れる設定になっており、ボタンも少しだけ変化しているのが分かると思います。ちなみにサムネイル画像はトランジションの設定と連動して変化します。

トランジションの詳細設定 次は「アイリス(円形)」を例に見てみましょう。

サムネイルの上に円形(○)マークがあります。このマークの位置がトランジションの中心となります。マークはドラッグで移動することができます。

下にはトランジションの「境界」と「反転」の設定の項目が並んでいます。反転にチェックを入れるとトランジション時の映像が入れ替わります。反転については文章だけだときっと分かりにくいと思うので実際に試してみて下さい。

使用するトランジションによっては下側に「カスタム」というボタンが表示されることがあります。このカスタムはそれぞれのトランジションによって設定できる項目が違います。


片側トランジション

使い方入門の「トランジションを使う」では2つのクリップの間にトランジションを適用する「両側トランジション」を紹介しましたが、Premiere Elements では1つのクリップの始点や終点にトランジションを適用する「片側トランジション」も使用できます。非常に便利な機能なのでぜひ使ってみましょう!

片側トランジション 片側トランジションを適用するにはトランジションをクリップの端へドラッグ&ドロップするだけでOKです。

私の経験談ですが、使用するトランジションによっては始点や終点の設定を変更した方が効果がキレイに出ることがあります。違和感を感じる場合はプロパティで実際のソースを表示して調節をしてみて下さい。

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