クリップとは

Premiere Elements では ビデオ(映像),オーディオ(音声),画像(静止画) のことをまとめて「クリップ」と呼びます。クリップの基本操作を覚えれば簡単な動画が作れるようになります。まずは、クリップの扱い方について勉強してみましょう。

ファイルを取り込む

Premiere Elements で動画編集を行うためには、まず最初にファイルを取り込む作業が必要です。動画編集に必要な ビデオ,音楽,写真画像,イラスト など様々なものを取り込んでいきましょう。

クリップの取り込み 「整理」タブ→「取り込み」と進み、「接続するデバイスを選択」の一覧から取り込みたいメディアを選びます。

Premiere Elements 11 は画面左上にある「メディアを追加」で同様の操作ができます。

最近のデジタルビデオカメラの多くは機器やメディアを接続してファイルをドラッグ&ドロップするだけでビデオをPCにコピーできます。そのビデオファイルを「コンピュータのファイルとフォルダ」から取り込めばOKです。

もちろん、ビデオカメラに記録されているものを Premiere Elements から直接取り込んでもよいです。

クリップの取り込みPC内にあるファイルはドラッグ&ドロップをしても取り込むことができます。

ただしドラッグ&ドロップの取り込みが機能するのは、『「整理」タブで動画一覧が表示される状態』 もしくは 『「ムービーの編集」タブ→「プロジェクト」で動画一覧が表示される状態』 の画面だけです。

Premiere Elements 8, 9 では「プロジェクト」は「整理」タブにあります。また、Premiere Elements 10 では「プロジェクト」タブの「メディア」がそれに当たります

コーデックやフォーマットによっては取り込めないこともあります。その場合は別途コーデックをPCにインストールすることで取り込めるようになることもあります。今回はコーデックについては触れませんので詳しく知りたい場合はGoogleなどで調べてみて下さい。


クリップを配置する

Premiere Elements には動画の編集方法として「シーンライン」と「タイムライン」の2種類が用意されています。シーンライン と タイムライン では操作方法が若干異なります。

シーンラインは入門者向けの編集方法ですが、Premiere Elements の豊富な機能の力を発揮するにはあまり向いていません。Premiere Elements を使い続けるのであれば、いずれタイムラインでの編集に切り替えることになると思うので、最初からタイムラインで編集をしてみましょう。シーンラインの操作方法を覚える手順を省略できることにもなりますよ!

タイムラインへ切り替え はじめて Premiere Elements を起動したときにはシーンラインの編集画面になっています。

ウィンドウ左側にある「タイムライン」のボタンをクリックしてタイムラインでの編集画面に切り替えます。

Premiere Elements 11 の場合は画面上側にある「エキスパート」をクリックしましょう。

クリップの配置 サムネイルをタイムラインにドラッグ&ドロップするだけでクリップを配置できます。

『「整理」タブの動画一覧』 『「ムービーの編集」タブ→「プロジェクト」の動画一覧』 のどちらからでもドラッグ&ドロップができます。

タイムラインに配置したクリップはドラッグ&ドロップで自由に移動させることができます。


クリップを重ねる

Premiere Elements はクリップの上に別のクリップを重ねることが簡単にできます。

クリップの重ね合わせタイムラインには、「ビデオ1」「ビデオ2」…というようにビデオを配置できる場所(トラック)が複数本あります。

左の画像のように複数のビデオクリップを配置するだけでOKです。上にあるトラックほどビデオが手前(前面)に表示されます。

クリップの重ね合わせ 実際にはこんな感じになります。

ビデオ1のビデオクリップの映像の上に、ビデオ2のビデオクリップが重なっているのが分かります。

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