可逆圧縮と不可逆圧縮

動画の書き出しで無圧縮AVIの書き出しについて解説をしました。無圧縮AVIというのは「無圧縮」と付くくらいなので、ファイルサイズを小さくする工夫なんて一切していません。だから無圧縮AVIはファイルサイズが非常に大きくなります。動画編集はHDDの容量を多く用意しておくことが基本とは言えやはり厳しいこともあります。そこで映像データの圧縮を使ってファイルサイズを小さくしてみましょう。

圧縮には「可逆圧縮」と「不可逆圧縮」の2種類があります。

「可逆圧縮」は映像データの扱い方を工夫することで画質を落とすことなくファイルサイズだけを小さくします。圧縮しても元の映像と全く変わらない、だから「可逆」なのです。圧縮後のファイルサイズは無圧縮AVIの1/10〜1/2くらいになります。

一方「不可逆圧縮」は画質が落ちてしまいます。一度圧縮すると元の映像の画質に戻すことはできない、だから「不可逆」なのです。そのかわりファイルサイズは可逆圧縮よりも小さくすることができ、圧縮後のファイルサイズは無圧縮AVIの1/100〜1/20くらいになります。ちなみに動画サイトでよく使われている「h264」は不可逆圧縮です。

無圧縮AVIでの書き出しはMP4やFLVの動画を作成するための準備なので、Premiere Elements からの書き出しの段階で画質が悪くなるのは避けたいですよね。なので無圧縮AVIの書き出しの代わりにはなるべく可逆圧縮を使うとよいでしょう。

可逆圧縮コーデックの導入

Premiere Elements からの動画の書き出しには可逆圧縮を使おうということは分かりましたが、今度は「可逆圧縮を使うにはどうすればいいの?」という疑問が出てきます。可逆圧縮をするにはそれに対応した「コーデック」が必要になります。一般的に「可逆圧縮コーデック」と呼ばれ、無料で使える有名なものは「Huffyuv」「Ut Video」「Lagarith」などです。私は「Lagarith」を使うことが多いですが、自分にあったものをダウンロード&インストールして下さい。

可逆圧縮コーデックの配布サイト
Huffyuv - 有志の方たちによって作成されたようです。712を使用すればよいと思います。
Ut Video - 決まったダウンロードページがないようなのでサイト内から最新版を探して下さい。
LagarithGoogle翻訳) - Lagarith Installer(Lagarithインストーラ)をダウンロードしてインストール。


可逆圧縮AVIで書き出す

実際に Premiere Elements から可逆圧縮AVIの動画を書き出してみましょう。

書き出し手順 無圧縮AVIを書き出す手順とほとんど同じです。

「圧縮」(pre8以降の場合は「ビデオコーデック」)でインストールした可逆圧縮コーデックを選択するだけです。

可逆圧縮コーデックの設定は右側にある「設定」(pre8以降の場合は右下にある「コーデック設定」)から変更できます。

あとは無圧縮AVIの時と同じように動画を書き出せばOKです。

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